グリーンテーブルプロジェクトの日芳佳奈子です。

最近は昔と違っていろいろなことがとても便利になりましたが、処理する情報量もスピードも今まで以上に加速し、インターネットによる情報発信も日常になったことで人間関係もより広く複雑に、いろんな意味で可能性は広がったけれど選択肢の多いあわただしい生活になったように感じます。

こうした日常のストレスは、いつものことだから…と放置しておくと知らない間に蓄積され慢性化して免疫力が低下したり、ストレスホルモンが分泌される結果、脳にダメージを与えてしまうことがわかってきました。こうした慢性的なストレスをそのままにしておくとうつ病の原因となったり、認知症発症のリスクを高めてしまったりと知らない間に私たちの健康をむしばんでいきます。

園芸療法は人が持っている植物や自然に対する安心感や興味を活用して、自然にストレスを下げたり、心や身体の機能回復を行うものです。

ストレスが多い毎日でも、楽しい、きれい、美味しいといったポジティブな感情や喜びをインプットする自然療法や作業療法のひとつで、マインドフルネス瞑想と同じように海外でも近年注目されている取り組みです。 そして植物とのかかわりを通して今までとは違う気づきを得たり、人との交流や社会とのつながりをとりもどし、自分らしい毎日を過ごすための土台づくりのサポートとなる療法です。